歯科矯正と顎変形症の手術

顎変形症の手術に悩まれている方へのヒントになれば幸いです

術後はどれくらい痺れるのか。術後1年半の痺れ具合は?

私が受けた手術は、下顎のみの手術でした。

術後は程度の差こそあれ、口角付近に痺れが出ることは術前の説明で聞いていました。

感覚が麻痺してしまうのではないかとか、大げさですが部分的に顔面麻痺状態になってしまうのではないか、は気になっていました。

執刀医の先生の技術、経験による影響はかなり大きいと想像が付きますし、感じ方も個人差があるのであまり参考にならないかもしれませんが纏めたいと思います。

術後から半年くらいまで

術後の自分の状態をスマホにメモしていましたが、痺れのことが出てくるのが術後6日後でした。そのことからも分かる通りで、痺れは私の場合は大したことはなかったです。

術後6日後の診察で先生に痺れについて聞かれ、多少あると言ったところ、飲み薬を出してもらいました。痺れがどの程度あったかというと、ピリピリする感じはあるが、痛みはない。触った感じは少し感じ方が弱い気がする。口の締まりが弱っていて、水がこぼれやすいかなという感覚でした。左の口角、右の口角でも多少感覚の差はあり、私の場合は左の口角の方がやや痺れが強いという感じでした。

話すことへの影響は特になかったです。また、話している時の表情に影響が出るかというと、話している時の表情を確認したことがなかったのでこれは分からないです。感覚的にはあまり影響なかったのではないでしょうか。

術後1年位

術後1年経過しても痺れは残っていました。やや痺れは減ったかなというところです。

ただ元々の痺れがそれほど強かった訳でもないので、特に気になることはありません。

水がこぼれやすいかなという感覚は未だ残っています。歯磨きの時の口をゆすぐ際なんかに感じました。

術後1年半

これを書いている今日は2022年1月28日です。手術から1年半経過しました。

痺れの感じは確実に弱くなりました。ピリピリという感じは全くないです。

今、口を動かしてみて感覚を確認して感じるのは、やはり手術しているので手術で切った辺りに多少の違和感というか、手術前とは違う感じは残っているなということです。

不便とか、何かに影響が出るということは全くないです。ただ一度切っている訳ですから完全に元通りということではないですね。年齢とかも影響するかもしれません。若い人の方がより強く回復するのではないかと思います。

それと感覚は変わりますが、そのことに慣れてしまうというのもあると思います。

まとめ

  • 術後は、多少は痺れるし口の締まりも少し弱まる
  • 痛くはないし、つらくもない
  • 1年半も経てばほぼ忘れてしまう位なのであまり心配する必要はない

本日は以上です。

よろしければ、以下の記事も読んでみて下さい。

 

anchovy-dental.hatenablog.com

 

anchovy-dental.hatenablog.com

 

矯正装置が取れた日にリテーナーを装着

顎変形症の手術からちょうど9か月が経過した2021年4月某日、ついに、ついに待ちに待った日がやって来ました。

矯正装置が取れましたー!

ついにこの邪魔な装置が取れるのかと思うと嬉しくて数日間は興奮状態でしたね。装置が取れれば、喋りやすくなるだろうし、食べ物が挟まることもないし、口の中が傷つくこともないし、何より見た目が良くなるだろうし、もう夢いっぱいな訳です。

この気持ちは矯正をされた方なら共感してもらえるものと思います。

人によって矯正をする動機は様々かと思いますが、歯並びが整って、かみ合わせが良くなって、喋りやすくなって、とにかくそういう普通のことに憧れて矯正を始めるのですが、ゴールに到達する為に大きなリスクを負う必要がある訳です。

装置が付いて矯正してるって思われるなーとか、痛いんだろうなーとか、虫歯になったらどうしようとか、結果思った通りにならなかったら嫌だなーとか、お金も結構かかるしなーとか、歯医者に通うの大変だよなーとか、物凄く大変な目に遭うことを覚悟しますよね。

けどそれでも、かみ合わせとか歯並びのことで悩み続けたくないという一心で、もっと先の未来が楽しくなることを期待して、矯正を始めるのではないかと思います。

私の場合は、一度装置を付ける前に怖くなって逃げ出しました。

先生や衛生士さんにも大変ご迷惑をお掛けしました。それでも戻ってきたときに、嫌味の一つも言わずにまた頑張りましょうと言ってくださってとても感謝しています。

ずぼらでめんどくさがりの自分が挑むにはあまりにも大変なことの連続でしたが、一度逃げたこともあって、その後は先生に全てお任せして全て言うことを聞いて、通院の予約も変更もキャンセルもせずに手術までやり切りました。

そんな経緯もあって、ついに装置が取れる日を迎えられたので、それはそれは嬉しかったです。

 

装置を外すときは結構力業でした。その力でそれ以上やったら歯が折れそう、ああ、そこは割と弱ってるからこれ以上耐えられない・・と思ったりしましたが、なんとか私の歯達は耐え抜いて生き残ってくれました。

装置を外した後、口をゆすいだ後、口の中の異物が全て取れた状態の時はなんとも言えない嬉しさがありました。

例えるなら、ブライアンホークとの一戦を終えた後、眠りから覚めた鷹村が目の前のおにぎりをほおばった瞬間のうれしさでした。

そんな嬉しい気持ちだったのは僅か30分程で、すぐにリテーナー(保定装置)が取り付けられることになりました。

事前にリテーナー用の型取りはしていたので分かってはいたのですが、装置が取れたハッピータイムが本当に短くて悲しかったです。

私の場合は上は取り外し可能な装置で、下の歯は前歯の裏に金属を貼り付けて固定する形でした。

まあ、上は上で喋るのに邪魔だし、下も下でこれまで裏側に何かが付くことはなかったこともあり、違和感が凄いです。喋るときに舌が当たる部分でもありますし、不快感が強いです。

それでもリテーナーにはだんだん慣れて、付けていても普通に話したりできるようになるとのこと。とてもそうは思えないですが、そういうことらしいです。

 

ということで、ようやく装置が取れても、すぐに次の試練が与えられるよというお話でした。

手術を受けた病院での治療が終了しました。【治療完了】

2020年7月に矯正の手術を受けました。

2021年2月にプレート除去手術を受けました。

プレート除去手術での入退院から一週間後に経過観察で一度診察を受けました。

その時に、半年先の9月に経過観察の為の診察予約を入れました。

その時点で何ら不安な要素はなかったので、恐らく9月にもなんともないだろうと思っていました。

何ともないとは思いつつも、手術して頂いた病院への感謝というのでしょうか、きちんと術後の状態を見せて手術が成功したのかを確認してもらう為に診察を受けようという思いでした。

要は、治療行為は発生しないだろうし、特に行かなくても自分としては問題なさそうだし、何ならお金がかかるだけになってしまうかもしれないですが、それでも行くべきだなという気持ちで受診しました。

診察では、口の中を目視で確認され、口の中、横向き・正面からの顔写真を撮られ、レントゲンを撮られて、レントゲン結果の確認という内容でした。

先生からは、手術前後でこう変わったよ、顎の出っ張りも改善したよ、骨も問題なくくっついてるよ、といった説明を受け、これで治療は終了です、と言って頂きました。

2020年2月に入院日を決める為に通院してから約1年半経ちました。

ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大などもあった中で、それを口実に手術を延期したいなと思ったことも何度もありました。

ですが、また逃げる訳にはいかないと何とか自分を鼓舞して手術を受けることが出来、ついにもう来なくていいと言って頂く日を迎えることが出来ました。

手術前はそれこそ毎週のように矯正歯科か手術する病院へ通院する日々でしたが、ずぼら、めんどくさがりの自分にしては、きちんと通い続けることが出来ました。

病院は面倒ですけど、予定を管理したり書類を管理したり、会社への手続きなども含めて、整理整頓する術が身についたと思います。

せっかく整えて頂いた嚙み合わせなので、リテーナーも頑張って付けて、しっかり歯磨きして、虫歯で通院することが一生ないように頑張りたいと思います。

矯正は大変ですし、手術も本当に怖かったですけど、頑張れば治療はいつか終わるよというお話でした。

プレート除去手術から5ヶ月後の朗報

プレート除去手術の費用が62,000円かかったと前回書きました。

安くはないが仕方ないと思って諦めていたのですが、突然の朗報がありました。

健保組合から給付金決定通知書なるものが届き、入院費用の一部が給付されました。

気になるその額は、32,000円です。

でかい!

前回の入院時も健保組合から給付を受けたのですが、高額医療費適用したからだと思っていました。

そうでないケースでも給付対象になるのですね。

ありがとう!健保組合!

全く思っていなかった分なのでめちゃくちゃ嬉しいです。

 

ついでに、プレート除去手術から5ヶ月後の状態についてですが、

すこぶる良好です。

最初の手術の後に、やはり口の両側に軽い痺れが残ったのですが、手術から1年が経ち、痺れも少しずつなくなってきてる感じはありますね。ゼロにはなっていないですが。

ただおかげさまで手術直後も痺れのせいで何かに困るということはなかったです。痺れは感じるがそれだけでした。

更に痺れは軽くなってきています。

プレート除去手術の後遺症的なものはゼロです。

 

手術前は色々心配でしたが、今はやって良かったなと、何ならもっと早くやれば良かったなと思います。

友達から何度も言われていたことですが、その時は大変かもしれないが、後で振り返ったら大したことなかったって思うよと、本当にその通りだと思います。

迷ってるならやった方が悔いなく過ごせると思います。

私は、手術が怖い、けど矯正したい、で何年も悶々と過ごしていました。

だいぶ歳を重ねてしまいましたが、それでもやっぱりやりたいと思い、勇気を出して矯正を開始し、手術も受けました。

今はリテーナーを付けていて、あと2年弱で全て終わる予定です。

今はやって良かったと思いますし、結果的に思うことは手術なんか大したことない、です。

耐え難い苦痛なんかありませんでした。全て想定の範囲内です。

物凄く痛い、辛いと想像していたことも実際は想像の3分の1とか5分の1でした。

全然平気でした。手術を受けた瞬間からあとは良くなる一方なので。

全てがどんどん楽になっていく一方なので。

不治の病ならそれは大変だろうと思いますが、確実に良くなる一方なので全然耐えられます。むしろ楽しめます。

矯正しようかな、手術怖いなという方が一人でも勇気出してくれたら嬉しいです。

プレート除去手術のこと

矯正の手術(下顎)から6ヶ月半後にプレート除去手術を受けました。

2021年2月の終わりです。

せっかく大変な手術を乗り越えたのにまた手術かよーと思ってましたが、なんとか終わりましてそこから更に5ヶ月近く経ちましたので忘れてしまったこともありますが、今思うこととして書きたいと思います。

プレート除去手術前

手術の大体1ヶ月前に術前検査を受けます。一度目の手術の際はレントゲンやら尿検査やら脈の検査やらかなり色々受けましたが、今回は血液検査だけでした。

同じ術前検査ということで病院に来たのに血液検査しか受けなかったのでこれでいいの?と思って先生に聞きましたが、今回は血液検査のみということでした。

レントゲンも撮らないのかと思いましたがそんなもんみたいですね。

それだけ軽い手術なんだと思うことにしました。(実際そうだったと思います)

その時に受けた診察の際に手術について聞きました。

  • 手術は30〜40分程度
  • 鎮静剤を打つ(全身麻酔ではない)
  • 目は見えてないが音は聞こえている
  • 1〜2週間は腫れる

こんな感じでした。その時に思っていたのは意識がある状態で口の中を切られるのかー、怖いーでした。いっそ全身麻酔でお願いしたいと思っていたのを憶えています。

そして、1週間前にはPCR検査を受けました。前回は鼻をグリグリされましたが今回は唾液検査でした。手術の前日に病院から電話があり、陰性だったので予定通り入院してくださいとのことでした。

今回は軽い手術だろうと思っていたので本当は少し怖かったですが全然考えないようにして当日を迎えました。結果、それで良かったと思います。

入院から手術

入院は10時で手術は14時とかそんな感じだったと思います。

前回は15日間の入院だったので大荷物でしたが、今回はちょっとした着替えとかそんなもんで気楽なもんでした。

入院してかなり残念だったことは病室のフロアが前回と違っていたことです。

前回入院した時にお世話になった看護士さんに挨拶出来るかなと思って楽しみにしていたのですが、別のフロアだったので面識ある看護士さんに会うことは出来ませんでした。

コロナのこともあり、無関係な人間が別フロアに行くのもどうかと思い、挨拶に行くのも自粛しました。残念でしたがそんなもんですね。

入院して昼食が出ました。普通の食事です。

献立は、味噌汁、ご飯、白身魚のフライ、付け合わせの野菜、タルタルソース、きゅうり・トマトの梅和えでした。前回はほぼ流動食しか口に出来なかったので、普通の食事を食べることが出来て嬉しかったですね。美味しく頂きました。

その後、点滴用の注射を打たれたのですが、看護士さんが新人さんだったようで、2回やり直して3回目でようやく成功するという痛い思いをしました。まあ、そんなこともあります。

いよいよ手術室に呼ばれました。前回は看護士さんと歩いて向かった気がするのですが、今回は車椅子に乗せられての移動でした。まだ元気だから全然歩けるのですが、謎でした。

手術室のフロアに着き、まず手術室が並んでいるゾーンに入る為にくもりガラスの自動ドアが開くのですがこの時の後には引けない感は堪らないものがあります。

もうこの思いをしないで済むように健康で居たいものです。

手術室ゾーンから手術室に入る前に手術担当の先生の内2名から挨拶されます。どちらも素敵な女性の先生でした。ここはただのスーパーラッキーです。どんな手術を受けるのか、とテンパってないか確認的な質問を受けた気がします。あとはリラックスさせようとしてくれる感じの雑談をしました。

いよいよ準備が出来、車椅子のまま手術室に入ります。車椅子に乗っていると、乗り慣れていないのですっかり病人になった気になります。車椅子から手術台に寝るのは自力なのですが、なんとも力が入りません。心は断固拒否していますが、女性の先生にビビっていると思われたくないとか思っちゃってるのか分かりませんが、すっと横になりました。

いよいよ執刀医の先生も登場です。前回も執刀して頂いた先生なので安心することが出来ました。これまた雑談をした気がしますがよく憶えてません。女性の先生もあれこれ準備してくれています。手を触られた時に「手冷たいですね、いつもですか?」と聞かれたので、「いや、いつもはあったかいです」と手のことなのか、人として温かみのある人間と言いたいのか的なしょうもないことを言って、クスッと笑ってもらったのが生前最後のボケとなりました。

鎮静剤を注入されたようでしたがまだ効いておらず、「触ってる感じありますか」と聞かれ、「あります」と答えた直後からすーっと全身の感覚が15%位に低下したような感じになりました。そこから聞こえているんだけど聞こえていないような変な感じになります。手術が始まり、なんかガガガという音とか、振動が伝わってきていた気がしますが、よく分からない状態です。鎮静状態です。先生達がなんか話しているのも聞こえてはいますが、頭には入らないようななんとも不思議な状態です。口の中を切られて骨をつないでいるプレートを除去している、そんな凄いことをされているとは思えない程なんかふわーっとした感じです。

ふわーっとしたまま、無事に終わりましたと言われた気がしました。そこからどうやって車椅子に座ったのかよく憶えてないです。ふわっとしながらも自力で動けたのでしょうか。あんまり憶えてないです。ただ手術そのものは何の苦痛もありませんでした。痛くも痒くもありませんでした。

15時45分に知人にメッセージを送ってました。骨はちゃんとくっついてた、麻酔が効いてるから全く痛みもない、このあと痛くなると聞いている、という内容でした。

手術後のことはほぼ憶えてないですが、ひたすら寝ていたようです。

手術翌日

次に知人にメッセージを送ったのは、翌日の10時半でぐっすり眠れて元気で、痛みもあんまりない、という内容でした。

全く憶えてないのですが、思う存分寝て、だいぶ回復したようです。笑

前回の手術の後は本当に眠れなくてしんどかったのですが、今回はバリバリに眠れたみたいです。

手術翌日の10時に自撮りしてましたが、頬が腫れて顔が真四角になってました。ですが、その程度で特に体調的には何の問題もなかったです。6時間に一度点滴するだけなので、まあ楽なもんでした。

食事は三分粥だった気がするのですが写真を撮っておらず自信がないです。すみません。

退院

二泊三日だったので、3日目の10時に退院です。

支払いは、62,000円でした。

結構しましたね。けどこれで矯正関係のビッグイベントは終わりなので嬉しいです。

嫌で嫌で逃げまくっていた手術でしたが、2回とも無事に終わりました。

2回目の手術に関しては、それほど嫌という感覚はなく、やらなくて済むならやりたくないなー程度でしたが、それでも直前はそれなりに不安になるものなので無事に終わって良かったです。

痛みについては、全く気にする必要なしです。痛かったり辛かったらメモを必ず残してますが、そんなメモもなく、痛かった記憶も全くありません。

プレート除去手術は安心して受けてください、と個人の感想ですがお伝えしたいです。

腫れについては、マスクしてるので会社で誰かに何かを言われるとかは全くなかったです。

全体的に、一度目の手術に比べたらプレート除去手術は楽なもんですので、そんなに不安に思わなくていいですよとお伝えしたいです。

以上です。

手術後早期回復するために準備出来ること

顎変形症の手術は全身麻酔で行われ、

退院も私の場合は術後2週間後ということでそれなりに大きな手術ということになると思います。

手術後なるべく早く苦しさや痛みから解放されたい、早く回復したいというのは、誰しも思うところかと思います。

どうすれば早く回復出来るかについて、私のこれまでの経験と情報収集の結果、

以下の2点が大事なのではないかとの考えに至りました。

  1. 健康体でいること
  2. 免疫栄養

 

1.健康体でいること

何を言ってるんだ、そんなの当たり前だろうという話ではありますが、

やはり心身ともに元気な状態で入院する方が当然術後の回復も早まると思います。

具体的には、

  • 食べ納めとばかりにジャンクフードや加工食品、揚げ物などを沢山食べない
  • お酒を飲む機会を減らす
  • ジョギングやウォーキング等によって適度な運動をして体力を付けておく

といったところは心掛けなかった人と比べて、やはり回復力に差が出るだろうと思いました。

特に、ジャンクフードや加工食品に含まれる食物油脂は、

アレルギーや不調の源であると実体験から感じているので、

こういったものを極力摂取せずに野菜や果物、魚、海藻、納豆、酢等を食べて血液サラサラの元気な状態をキープするというのは大事な準備だと思います。

 

2.免疫栄養

大きな手術の前に回復をサポートする栄養を摂取しておくことで術後の回復を早める免疫栄養という考えがあるそうです。

摂取する栄養は、

  • EPA
  • アルギニン

の2種類です。

EPA

  アジやイワシなどの青魚に多く含まれる脂肪酸
  手術後の炎症反応を抑える働き

□アルギニン

  鶏肉や牛乳、納豆などに多く含まれるアミノ酸
  免疫機能を高めたり、傷の治りを早める働き

上記はこちらの記事より引用いたしました。

体への負担が大きい手術の早期退院・回復を後押し 最新のガイドラインでも推奨される、手術前の“免疫栄養”とは - 医療総合QLife

 

EPAのサプリはドラッグストアでよく見かけるのですが、

アルギニンのサプリというものがなかなか見当たりませんでした。

入院後、病院併設のコンビニにこちらのドリンクが売っていましたのでご紹介します。 


 

 

普段の食生活や運動習慣により健康をキープしつつ、

上記の栄養補助食品で手術に備えるというのが患者の立場で出来る準備ではないかと思いました。

 

ちなみに、私の場合はアルギニン摂取以外のことは全て積み重ねておりました。

(鶏肉や納豆を食べることは多かったのでアルギニンも摂取できていたかもしれません)

結果的には、ドレーンが抜けた段階ではだいぶ元気だったと思いますし、

鼻のチューブが抜け、点滴も終了した段階では、実質治った位の気分になりました。

目立った痛みはありませんでしたし、熱が出たということもありません。

事前の準備の甲斐があったと思っておりますが、かなり元気な術後だったと思います。

術後8日目からは、体力回復の為毎日外を歩き回っておりましたし、

先生や看護士さんからもかなり回復が早い方だと言われておりました。

早く退院させてもらって外来の受診に切り替えさせてもらえないかとずっと思っていました。

これは病院側でもこの手術の場合はこの日程というのが決まっているようで、

決まった日数以上に早まるということはないようでした。

もちろん経過が悪ければ長引くことはあると思います。

ご参考になれば幸いです。

本日は以上です。

顎変形症の手術を受けて思った程大変でもなかったこと 3

顎変形症の手術を受けて思った程大変でもなかったことの3点目はこちらです。

3.鼻チューブ(経鼻栄養)

この手術を行うと、順調な経過をたどった場合でも手術後5日目の午前までは、片鼻に経鼻栄養摂取用のチューブが入りっぱなしとなります。

チューブは手術中に入れられますので、入れる際の苦痛といったものは心配いりませんでした。

 

◻️チューブの太さについて

チューブの太さについては、鼻から行う胃カメラ位の太さを想像していましたが、随分細いなーというのが実感です。

チューブ自体は手術前日に見せて頂けたので、かなり気が楽になったのを記憶しています。

私は、過去に口からの胃カメラと、鼻からの胃カメラを両方経験したことがありますが、

口からの胃カメラは1秒でも早く終わってくれーと切望する程不快なもので、二度と受けるまいと心に誓う程のものでした。

鼻からの胃カメラは口からのそれに比べたら随分楽で、

口からのものに比べ5分の1から10分の1程度の不快感といったところでしたが、

それでもあれが何日も入りっぱなしだとしたらきついなーと思っていました。

ですが、経鼻栄養に使用するチューブはiPhoneなんかの充電用のケーブル程度の太さといえば伝わるでしょうか。

直径5ミリとかその辺ですかね。

結構細いです。

病院によって採用するチューブの太さに差があるのかもしれませんが、

私の場合は想像していたよりもだいぶ細いチューブで助かりました。

 

◻️チューブの不快感について

 太さは思ったより細いにしても実際のところ不快感を強く感じた状態で何日も過ごすことは耐えられないと思います。

鼻チューブを体験した身として、正直な感想を書きたいと思います。

まず唾液を飲み込む際なんかに喉にチューブがあることを感じるかについては、

これは多少は感じます。あるなというのは感じますが、耐えられないレベルではなかったです。

つらさを10段階で表現するなら、2か3といったところですね。

あるにはあるが、割り切るしかないかという気の持ちようで過ごせるレベルです。

ただ手術後の最初の夜は、なんかチューブに痰が絡んでしまってるような感覚になったことがありましたが一時的なものでした。

手術の翌日からは水やお茶は飲んでいいよと言われ、ストローで飲んでいました。

その時もさほど不快感は感じなかったです。

 

◻️経鼻栄養摂取

鼻からの栄養は、点滴方式で400mlの栄養液を鼻のチューブを通して直接胃に流し込みます。

鼻を通り始める時は、なんか今通ってるなというのが分かります。

手術翌日の昼から経鼻栄養が開始となります。

看護士さんからは初回は気持ち悪くなってしまう方が多いので少なめでいいですよ、

と何度も言って頂いたのですが、

私は特に気持ち悪さなどを覚えることはなかったので、

初回から最後の回である手術後5日目の朝まで全て全量頂きました。

点滴のようなものなので、摂取中に寝ることも出来るのですが、

私は摂取中に寝ると気持ち悪くなるのではないかと思い、

経鼻栄養摂取中は常に座る姿勢をキープしていました。

寝ても気持ち悪くならないかは、一度も試していないので分かりません。

 

◻️経鼻栄養摂取で嫌だったこと

とにかく時間がかかるということに尽きます。

点滴のようなものなので落下速度はさじ加減次第なのですが、

ゆっくり過ぎて2時間半もかかったことがありました。

早く終わらせたかったので、毎回早くていいですよと高速で落としてもらうよう依頼していました。

それでも90分弱位はかかっていたと思います。

 

もう一つ、シャワーを浴びる際も、鼻から管が出ている状態なので、

シャワーを浴びる前に看護士さんに抜けないように、濡れないように

ビニールをかぶせたり、テープを貼り直したりと補強してもらっていました。

鼻に管が入っている状態でシャワーを浴びたのはたったの2回でしたが、 

まあ邪魔でしたね。(大して嫌なことでもないですが)

 

◻️まとめ

鼻のチューブはとても不快なイメージがあるが、思った程ではない。

個人的には、鼻の通り具合は重要な気がする。

鼻炎、鼻づまり、鼻水出がちな場合は、不快感はかなりアップする気がする。

 

今回は以上です。

 

anchovy-dental.hatenablog.com

 

 

anchovy-dental.hatenablog.com