歯科矯正と顎変形症の手術

顎変形症の手術に悩まれている方へのヒントになれば幸いです

プレート除去手術のこと

矯正の手術(下顎)から6ヶ月半後にプレート除去手術を受けました。

2021年2月の終わりです。

せっかく大変な手術を乗り越えたのにまた手術かよーと思ってましたが、なんとか終わりましてそこから更に5ヶ月近く経ちましたので忘れてしまったこともありますが、今思うこととして書きたいと思います。

プレート除去手術前

手術の大体1ヶ月前に術前検査を受けます。一度目の手術の際はレントゲンやら尿検査やら脈の検査やらかなり色々受けましたが、今回は血液検査だけでした。

同じ術前検査ということで病院に来たのに血液検査しか受けなかったのでこれでいいの?と思って先生に聞きましたが、今回は血液検査のみということでした。

レントゲンも撮らないのかと思いましたがそんなもんみたいですね。

それだけ軽い手術なんだと思うことにしました。(実際そうだったと思います)

その時に受けた診察の際に手術について聞きました。

  • 手術は30〜40分程度
  • 鎮静剤を打つ(全身麻酔ではない)
  • 目は見えてないが音は聞こえている
  • 1〜2週間は腫れる

こんな感じでした。その時に思っていたのは意識がある状態で口の中を切られるのかー、怖いーでした。いっそ全身麻酔でお願いしたいと思っていたのを憶えています。

そして、1週間前にはPCR検査を受けました。前回は鼻をグリグリされましたが今回は唾液検査でした。手術の前日に病院から電話があり、陰性だったので予定通り入院してくださいとのことでした。

今回は軽い手術だろうと思っていたので本当は少し怖かったですが全然考えないようにして当日を迎えました。結果、それで良かったと思います。

入院から手術

入院は10時で手術は14時とかそんな感じだったと思います。

前回は15日間の入院だったので大荷物でしたが、今回はちょっとした着替えとかそんなもんで気楽なもんでした。

入院してかなり残念だったことは病室のフロアが前回と違っていたことです。

前回入院した時にお世話になった看護士さんに挨拶出来るかなと思って楽しみにしていたのですが、別のフロアだったので面識ある看護士さんに会うことは出来ませんでした。

コロナのこともあり、無関係な人間が別フロアに行くのもどうかと思い、挨拶に行くのも自粛しました。残念でしたがそんなもんですね。

入院して昼食が出ました。普通の食事です。

献立は、味噌汁、ご飯、白身魚のフライ、付け合わせの野菜、タルタルソース、きゅうり・トマトの梅和えでした。前回はほぼ流動食しか口に出来なかったので、普通の食事を食べることが出来て嬉しかったですね。美味しく頂きました。

その後、点滴用の注射を打たれたのですが、看護士さんが新人さんだったようで、2回やり直して3回目でようやく成功するという痛い思いをしました。まあ、そんなこともあります。

いよいよ手術室に呼ばれました。前回は看護士さんと歩いて向かった気がするのですが、今回は車椅子に乗せられての移動でした。まだ元気だから全然歩けるのですが、謎でした。

手術室のフロアに着き、まず手術室が並んでいるゾーンに入る為にくもりガラスの自動ドアが開くのですがこの時の後には引けない感は堪らないものがあります。

もうこの思いをしないで済むように健康で居たいものです。

手術室ゾーンから手術室に入る前に手術担当の先生の内2名から挨拶されます。どちらも素敵な女性の先生でした。ここはただのスーパーラッキーです。どんな手術を受けるのか、とテンパってないか確認的な質問を受けた気がします。あとはリラックスさせようとしてくれる感じの雑談をしました。

いよいよ準備が出来、車椅子のまま手術室に入ります。車椅子に乗っていると、乗り慣れていないのですっかり病人になった気になります。車椅子から手術台に寝るのは自力なのですが、なんとも力が入りません。心は断固拒否していますが、女性の先生にビビっていると思われたくないとか思っちゃってるのか分かりませんが、すっと横になりました。

いよいよ執刀医の先生も登場です。前回も執刀して頂いた先生なので安心することが出来ました。これまた雑談をした気がしますがよく憶えてません。女性の先生もあれこれ準備してくれています。手を触られた時に「手冷たいですね、いつもですか?」と聞かれたので、「いや、いつもはあったかいです」と手のことなのか、人として温かみのある人間と言いたいのか的なしょうもないことを言って、クスッと笑ってもらったのが生前最後のボケとなりました。

鎮静剤を注入されたようでしたがまだ効いておらず、「触ってる感じありますか」と聞かれ、「あります」と答えた直後からすーっと全身の感覚が15%位に低下したような感じになりました。そこから聞こえているんだけど聞こえていないような変な感じになります。手術が始まり、なんかガガガという音とか、振動が伝わってきていた気がしますが、よく分からない状態です。鎮静状態です。先生達がなんか話しているのも聞こえてはいますが、頭には入らないようななんとも不思議な状態です。口の中を切られて骨をつないでいるプレートを除去している、そんな凄いことをされているとは思えない程なんかふわーっとした感じです。

ふわーっとしたまま、無事に終わりましたと言われた気がしました。そこからどうやって車椅子に座ったのかよく憶えてないです。ふわっとしながらも自力で動けたのでしょうか。あんまり憶えてないです。ただ手術そのものは何の苦痛もありませんでした。痛くも痒くもありませんでした。

15時45分に知人にメッセージを送ってました。骨はちゃんとくっついてた、麻酔が効いてるから全く痛みもない、このあと痛くなると聞いている、という内容でした。

手術後のことはほぼ憶えてないですが、ひたすら寝ていたようです。

手術翌日

次に知人にメッセージを送ったのは、翌日の10時半でぐっすり眠れて元気で、痛みもあんまりない、という内容でした。

全く憶えてないのですが、思う存分寝て、だいぶ回復したようです。笑

前回の手術の後は本当に眠れなくてしんどかったのですが、今回はバリバリに眠れたみたいです。

手術翌日の10時に自撮りしてましたが、頬が腫れて顔が真四角になってました。ですが、その程度で特に体調的には何の問題もなかったです。6時間に一度点滴するだけなので、まあ楽なもんでした。

食事は三分粥だった気がするのですが写真を撮っておらず自信がないです。すみません。

退院

二泊三日だったので、3日目の10時に退院です。

支払いは、62,000円でした。

結構しましたね。けどこれで矯正関係のビッグイベントは終わりなので嬉しいです。

嫌で嫌で逃げまくっていた手術でしたが、2回とも無事に終わりました。

2回目の手術に関しては、それほど嫌という感覚はなく、やらなくて済むならやりたくないなー程度でしたが、それでも直前はそれなりに不安になるものなので無事に終わって良かったです。

痛みについては、全く気にする必要なしです。痛かったり辛かったらメモを必ず残してますが、そんなメモもなく、痛かった記憶も全くありません。

プレート除去手術は安心して受けてください、と個人の感想ですがお伝えしたいです。

腫れについては、マスクしてるので会社で誰かに何かを言われるとかは全くなかったです。

全体的に、一度目の手術に比べたらプレート除去手術は楽なもんですので、そんなに不安に思わなくていいですよとお伝えしたいです。

以上です。